虹の風学修館 北浜南教室

幼児~中学生のための少人数制学習塾・虹の風学修館「北浜南教室」のブログです。
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小1クラス

【新小1】もうすぐ1年生

 「ねぇねぇ、今日は字を書く? 
 目をきらきら輝かせながら、今春1年生になるYちゃんが今日も聞いてきました。間もなく入学する、大体の子どもたちはこのように、学習に対して前向きな想いを抱いています。「これからどんなことをするんだろう?」「勉強って何だろう?」これこそが、学習に対する一番始めの興味・関心なのかもしれません。 新小学1年生に対して、私がまず授業ですることは、教科書から気付くことを好きなだけ発表してもらうことです。

私「算数の教科書と国語の教科書、何が違うんだろう?
Yちゃん「載ってる絵が違うよそれから字も違う
私「教科書の中はどうかな?
Yちゃん「算数は数字がいっぱいだけど、国語は字がいっぱいだよそれからねぇ、算数は字が横だけど、国語は縦だよ!!
私「よく気付いたねぇ。すごいなぁじゃぁ、教科書はどっちから始まってるかな?
Yちゃん「(教科書を開きながら)算数はこっちから始まってるよ!あーーー!!!でも、国語は反対から始まるんだぁ!!!

 目をきらきら輝かせながら答えてくれるYちゃんは、「早く勉強したいよ!」と私を急かします。その期待を裏切らないように、「教室にあるもの数え」をしました。その後に、「どっちの数が大きいのかな?」と発問し、お金カードを使いながら考えてもらう作業もしました。もちろん、早く書きたくてウズウズしてるYちゃんに、数字を書いてもらったのは言う間でもありません。
新小1

 算数・国語の教科書を初めて手にするとき。実はこれこそが学習をする上で、一番大事な出会いとなります。この時に少しでも、(なんだかよく分からないけど、楽しそうだな)、(早くやってみたいな)。こう思ってもらうことができたら、その子どもは学習そのものと良い出会いをしたと言ってもいいかもしれません。この「楽しそう」「やってみたい」が子どもたちの始めの一歩の原動力となるのです。


(岩瀬)


【小1】算数下「大きな数」

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は皆様に支えていただいたおかげで、虹の風が目指す授業を取り組むことができました。
今年も虹の風 学修館をどうぞ、よろしくお願い致します。

 さて、虹の風でもいよいよ、新学期の授業がスタートしました。小1クラスでは、現在「大きな数」に取り組んでいます。これまで、1~20までの数を学んできた子どもたち。これからは、それよりも大きな数を学んでいくことになります。冬休み中、繰り上がりの足し算、繰り下がりの引き算の復習を交えつつ、「大きな数」も取り入れた「すごろくゲーム」を実施しました。
スゴロクs2

 このゲームは、普通のスゴロクにスタートから何番目であるかを考え、書き込んでいく作業を追加したものです。すでに止まっている場所の数字からいくつ進み、スタートからどの位置にいるのかを計算したり、あるいは数えながらコマを進めていきます。コマを進めていく中で、スゴロクの性質上、数字を書き込まない箇所が出てきます。ところが、子どもたちはその部分に入る数字をも自ら進んで書き入れてくれたのです。

 現在、ようやく半分の50マス目を通過しました。目指すは100マス目にあるゴール。途中、チンパンジーやゾウの物まねをしたり、好きな食べ物や将来の夢を答えたり、とコマを進めるたびにお友だちの普段は見せない表情を見ることができるからでしょうか。最近は「今日もスゴロクするの?と元気に聞いてくれるようになりました。

スゴロクs1

(↑ スゴロクが始まった途端、夢中になる子どもたち)

 スゴロクの中には「今は何時何分?」「ここから○つ目(あるいは、○つ前)は、いくつ?」など算数の復習を取り入れた質問も散りばめられています。子どもたちが苦手とする単元の問いかけも、このような形にすると、こどもたちは笑いながら考え、時に「いま、○○分だよ」「違う、違う、惜しいよ!その次の数!」など、まさに学びあいの姿勢に自然と変化していることに気付きます。
 
 教えあうことを「負けたくない」思いから、苦手とする子どもたちをしばしば見かけます。でも、本当は「教えて」「良いよ」。このやりとりを、心の底では欲しているように思います。

 負けず嫌いの子どもが、これを言えるようになった時の表情というのは、本当にすっきりとしていて綺麗なものです。
 学年が上がれば上がるほど、「負けたくない」思いが強ければ強いほど、「教えて」を言うのも、「良いよ」を言うのも難しくなっていくのではないでしょうか。1つの授業の中に、ほんの一瞬でも「負けたくない」思いや「聞くのが恥ずかしい」思いを忘れてしまえるような工夫ができたらいいなぁ、「教えて」「良いよ」の中に学ぶ楽しさや、人と人とがつながる温もりがあることを伝えられたらなぁ…。そんなことを考えながら、私は今日も授業準備をしています。

(岩瀬)


【小1】新学期に向けて・・・算数「とけい」

夏期講座の最終日、小学1年生クラスでは1学期の学習内容の復習と、新学期に向けての予習に取り組みました。

復習はもちろん、プリントやワークの問題をひたすら解いていく…なんてつまらない授業ではありません!
今回の復習は「10より大きい数」。
10以上の数字は10といくつでできているのかを考えるものです。復習ではトランプを用いての、百人一首形式のゲームを行いました。

その後の予習では「とけい」のお勉強です。
時計は身近にあっても、どうやって読むのか分からない子どもたち。でも、周囲の大人たちは誰でもみんな読んでいます。そのせいもあってか・・・

私「今日は時計のお勉強だよ^^」
Aちゃん「本当に!?やったぁ~!!」
Bちゃん「時計なんか、楽勝だし!私、絶対読めるようになる!!」
私「ん~、いいねぇ^^ ようし、一緒に読んでいこう☆」

 出だしは好調。その後、時計を読めないことを知りつつ、こんな質問をしてみました。

私「ところで2人とも、今日は何時に起きたの?」
Aちゃん「え~、何時だろう。8時くらい?え、分かんない・・・」
Bちゃん「早っ! 私はねぇ、いっつも9時とか10時くらい!でね、お母さんに、早く起きなさい!!って怒られて起きるの~♪」
私「で、今日は?(・ω・;)」
Bちゃん「えへへ~。怒られちゃった♪」
私「そっかぁ(笑)。んじゃぁ、9時って時計の針はどことどこを指すんだろうね? (電池を抜いてある時計をBちゃんに手渡しながら)ちょっとコレで動かしてみよっか!?」
Bちゃん「え!?分かんない!できない!無理~><」
私「じゃぁ、これくらいかな~?っていうのはどう?^^」
Bちゃん「オッケー♪(しばらく回して)こんな感じ!?」



おやおや!? 9時や10時くらいに近い位置に回っているではありませんか!
次に、気付いたことを口にしてもらうと・・・

Bちゃん「長い針は9!」
Aちゃん「あっ、短い針は9と10の間にあるよ?ほらっ!」
Bちゃん「本当だー♪」
私「2人ともすごい!とっても良いところに気付いたね^^ 実は、短い針が何時を表す針だったんだよ。」
Aちゃん・Bちゃん「おぉ~~~」
私「じゃぁ、今指している針は9時を過ぎてるのかな?10時を過ぎているのかな?」
Aちゃん「9時・・?」
私「Bちゃんは?」
Bちゃん「私も9時だと思う。」
私「なんで、なんで?」
Aちゃん「だって、9を過ぎてるから!」
Bちゃん「10の前だもん。」
私「そうだね。短い針は9と10の間にあるもんね。じゃぁ、9時ぴったりにするにはどうしたら良いんだろう?短い針はどこを指していればいい?」
Aちゃん・Bちゃん「9!!」
私「そうだね^^ じゃぁ、短い針が9ぴったりを指すように、ちょっと動かしてみよう」
Aちゃん・Bちゃん「はーい!」

 なんだかんだ2人で話しながら、時計の針を回し続けて、ついに9時に辿りつくことができました。その後で、もう1つ気付いたことについて「長い針は12を指しているよ!」と元気よく教えてくれました。
 「とけい」の単元はその読み方の習得の難しさから、苦手意識をもってしまう子どもが多いようです。これは後の「時計」の単元で勉強することになる、何時何分の何分前・何分後の勉強にも大きな影響を及ぼします。「時計」の単元で読み方すべてを暗記しようとすると、必ず無理が生じます。なぜなら、暗記という作業は、なぜそのようになるのか、理解できていないまま、記憶に頼る作業だからです。しかし、時計の仕組みを正しく理解することさえできれば、暗記する必要がありませんので、本当は難しくない単元といえます。

 今回の「とけい」の単元で子どもたちが実践した1つの学習方法、「気付いたことから、さらに予想を立て、実際に確かめてみる」。これは、何も「とけい」の単元に限った話ではありません。算数の「とけい」以外の単元はもちろん、国語、理科、社会など他の教科にも当てはめて考えても、楽しく学習できそうですね。

(岩瀬)

【小1】初めての勉強

「私、じゅく(虹の風)がんばりたい!!」
帰り際、とびきりの笑顔でそう言ってくれたのは、今春に小学校の入学式を控えた新小1の生徒です。
「小学校に入ったら何したい?」「勉強がんばりたい!」
「おぉ☆ じゃぁ、一緒に勉強を楽しんでいこうね。」「うん!!」
こんな約束を交わして、新小1クラスは勢いよくスタートを切りました。

現在、算数では教科書を用いての「何が見えるかな?」「それはいくつあるかな?」といった数数えのゲームや、教室内にある「1つのものはどれ?」「2つのものは?」探しをしています。生徒は私の問いかけに、1つのものや2つのもの等をあらゆる場所から探し出し、教えてくれます。
「エアコンと電気は1つだよ!」「テープが2つあったよ!」
 最近は、「ハサミが3つあるよ!」「いすは6こ!」など、生徒自ら数を数えて教えてくれるようになりました。
 国語の授業では、「小学校は保育園とはどこが違うんだろう?」「小学校に入ったら何をしてみたい?」など、私が絵を用いて問いかけをすると、それはもう目を輝かせながら「勉強が始まるところが違うよ」「国語と算数、頑張りたい!」「ともだちを作りたい!」と元気よく答えてくれます。また、教科書内に描かれている通学途中の女の子たちの絵を、生徒自らが指差して「これが私で、隣りにいるのがBちゃん♪」とたとえてくれました。これにより、「絵の中にいるAちゃん(生徒)は何をしているんだろう?」「お隣りを歩いているBちゃんとどんなお話しをしているの?」といった、よりリアルなイメージをしながら話しを進めることができました。

何事もそうですが、初めてのものに出会うとき、出会い方がその後を左右することってありますよね。それは学習場面においても同じです。私は度々教科への「苦手意識」を抱えた生徒の姿を目にします。よくよく話しを聞いてみると、「難しそう」「私にはできそうにないな・・・」といった教科へのマイナスイメージを払拭できなかったがために、あるいは「失敗した(間違えてしまった)経験」を繰り返したことによる自信喪失状態から離脱できないがために、「苦手意識」を抱えることになったのだとか。(もちろん、「苦手意識」を持つようになる原因はこれだけに限りません。)そういった意味では、低学年から「楽しい」を伸ばし、「なぜ(間違いや)失敗をしてしまったんだろう?」と考え、それを1つの通り道として、自ら答えを探そうとする力を育ててあげることが大切なのではないでしょうか。
こうした生徒の「初めて」に立ち会えていること自体、私としてはとても嬉しく、また、やりがいを感じます。生徒の中にすでに芽生えている「好奇心」や「楽しい」を大切にしながら、今後ますますそういった芽を伸ばしてあげられたら、と思います。
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