こんにちは、虹の風学修館北浜南教室担当の杉浦です。
今回は、北浜南 中3 クラスの授業の様子をお伝えしたいと思います。


【内容】

今回の単元は【社会】【日清・日露戦争】です。


こんな画像や写真を見たことはないでしょうか?


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これは教科書にも記載のある、『風刺画』と呼ばれるものです。
いったいこれは何を表しているのでしょうか?
生徒にも聞いてみました。

Wくん→「ヒゲのおっさん VS 兵隊と探検家と貴族の戦い。1対3とかズルいね」
Hくん→「これ知ってる。ヒゲの人は露(ロシア)、兵隊は日(日本)、探検家は英(イギリス)、貴族は米(アメリカ)だよ(ニヤニヤ)」
Mさん→「余裕なロシアを日本とイギリスとアメリカが挑発しているように見える。」
Mくん→「ちがうよ、日本がロシアに喧嘩を売って、イギリスが止めに入ってるんだよ。」

Mくんの発想は言われるまできづきませんでした。
確かにそういう見方もできなくもない。ナルホドナー。
…で、結局のところ正解は?

Hくん→「日露戦争でしょ?露 VS 日、英、米の戦い。」


大正解です。^^
アジアで勢力を振るっていたロシアに対抗すべく、日英同盟を結んだ日本が戦いを挑む構図になっています。
…アメリカは高みの見物ですけどね。
風刺画一枚でこれほど話が盛り上がるとは思っていませんでした。子供の発想力はすごいです。

さて、なぜこんな話を持ち出したかといいますと…
実は風刺画はテストや実力問題に用いられることが多々あるからです。
絵が何を表現しているのか、何を読み取るべきなのか?そいうった力も実力のうちになります。

地理などでグラフや地図の読み取り問題が出るように、歴史にもこういった出題があります。
複雑なグラフからの読み取りよりも、こういった絵で描かれているもののほうが抵抗が少なく、また
考えやすいのです。入門編みたいなものですね。

授業内では、この風刺画以外にもいくつか別物を用意して、じっくりと考えてもらいました。
普段とちがう慣れない事をしたせいか、「疲れた」「甘いもの食べたい」という感想が多かったです。
しかしながら、ひらめいた時の感覚(アハ体験?)は非常に好感触だったようで、またやりたい!と言ってくれました。
ノートにまとめることも大事ですが、時にはこういった頭の体操も大事だと思いました。