こんにちは、虹の風学修館 北浜南教室担当の杉浦です。
今回は、北浜中2クラスの授業の様子をお伝えしたいと思います。


今回はノートまとめについて考えてみようと思います。
2学期の期末も終わり、テストの反省をしました。
今回は社会にスポットを当て、改めて「ノートにまとめることの大切さ」を考えてもらいました。


テストの問題は大きく分けて、

「記述」
「記号」
「一問一答(多答)」

に区分できます。
そして、その大多数が「一問一答(多答)」です。

例えば…

Q1 谷に海水が入り込んでできた、入り組んだ海岸を何と言いますか?

答えは「リアス(式)海岸」。教科書では太字になっている、つまり重要語句です。
この「リアス(式)海岸」という単語を必死になって覚えた人もいるでしょう。→リアスリアスリアスリアス…覚えたっ!
もちろん、リアス(式)海岸は重要語句なので覚えることは大事です。


ではもし、こんな問題が出たらどうなるでしょう?

Q1+ 「リアス(式)海岸」は、日本ではどこの海岸が該当しますか?

必死になって覚えた「リアス(式)海岸」という単語が、問題文に入ってしまっています。
折角覚えたのに…となってしまいますね。


このように、テキストの穴埋め問題や単語だけの暗記には落とし穴があります。
そこで、ノートまとめが重要になってきます。
単語だけを覚えるのではなく、関連事項もまとめて情報整理してしまおう!というのがノートまとめです。


例えば。


【リアス(式)海岸】
陸地の沈み込みや海面の上昇により、谷に海水が入り込んでできた複雑な海岸線。
日本では「三陸半島」「若狭湾」「志摩半島」が該当する。


このように簡単にまとめた文章で覚えておけば、Q1のような名称を問う問題も、Q1+のような
関連性を問う問題も、その他記述問題にも対応できます。
これに加え、映像や画像を併用することにより、生徒の記憶に情報が残りやすくなります。


北浜中2の生徒にも、同様の問題に取り組んでもらいました。
Q1は全員できましたが、Q1+に答えられたのはほんの一握りでした。

「(上記のように)ノートまとめすれば、どんな問題にも対応できるよね?」

と問うてみたところ、全員納得し、改めてノートまとめに意欲を出していました。
是非、自分だけの参考書を作り上げてほしいものです。
そして、テストの結果に反映されるといいですね。