先日、中学3年生のクラスでは、2次方程式の導入を行いました。
「この針金を使って正方形を作ってみて」
2つ折りを2回行えば、折り目ができて簡単にできるのですが、強引にやろうとするとなかなかうまくいきません。
できた生徒が教えてくれ、みんな作ることができました。
「1辺の長さを測ってみて!面積は?この針金の長さは何㎝?」
問いかけに対して、積極的に発言してくれます。
次に、もう1本針金を渡して、
「次は長方形を作ろう。面積48㎠の長方形を作ってみて!」
針金の長さから、長方形の周りの長さがわかり、それと面積から縦と横の長さを決めなければならないので、なかなか難しいものです。
みんな試行錯誤しながら取り組んでいました。
そのようななか、1人の生徒が「できた」と言いました。
みんな「おっ、すごい」と驚いていました。
そして、説明してもらいました。
「まず半分に折る。次に8㎝で折る」
「なんで8㎝なの?」
「8㎝と6㎝で面積48㎠になるから」
「なるほどー」
というように、学び合っていました。
その後、周りの長さと面積から、縦と横の長さを求めるにはどうすればよいのか。xを使って式を作ったらどうなるのかということから、2次方程式とはどういうものかを伝えました。
全体のイメージができたようで、「簡単そうだね」という言葉も飛び出した。
体感授業を通して興味を引き、学び合い授業によって考える楽しさを知ってもらい、全体像を見せる導入によって、安心して意欲を持って勉強に取り組める。
虹の風学修館の目指すところです。
(上村)