「分数ってなんだっけ?」
授業の始まりに、突然私が問いかけることにもすっかり慣れた子どもたち(笑)。「こんなの簡単」と言わんばかりに、「何個あるうちのいくつ分を表すやつだよ」と元気に答えてくれました。
私「この円に3/4と2/4を描いてみよう。描いてくれる人!?」
全員「はぁ~い!!!」
Aくん「…なんだ、全員か。1人できないじゃん。じゃぁ、俺パスしとくわ。」
Bさん「Aくん、いいの?本当に私、描いちゃうよ?」
Aくん「いいよ、別に。俺、ここから2人が描き終わるの見てるよ。」
私「Aくん、みんなに譲ってくれて、ありがとうね。」
普段は俺が俺が、と真っ先に描きたがるAくんですが、この日は少し違いました。
私「描き終わったみたいだね。それじゃぁ、この3/4と2/4。足したらどうなると思う?」
Bさん「5/8になると思う!」
Cさん「私も~♪」
Aくん「え、そうかな?俺は違うと思う。5/4になるんじゃないの?」
Bさん「え、なんで?」
Aくん「だってさ、5/8だったら、8等分しなきゃいけないじゃん?でも、これどっちも4等分だし、1/4+1/4=2/4になるじゃん?同じように、3/4に1/4足したら、4/4になるら?そしたら4/4と1/4になって、足したら5/4になるじゃん!!」
Cさん「こういうことか!」
この後、帯分数の書き方についての話し合いに発展していきました。上記の絵から、3人とも、すぐに1と1/4と書き表すことができることに気付くことができました。また、授業の中で、先にAくんがしたような、譲り合う光景が何度も見られました。とても嬉しいことですね。些細な場面ではありましたが、私はその度に「○○してくれて、ありがとう」と子どもたちに伝えました。
大人の目からしたら、当然と思えるようなことや、些細なことだと思える場面かもしれません。しかし、子どもにとっては人知れず大きな我慢をしていたり、物凄い勇気を振り絞っていることだってあるのです。だから、そういった子どもたちの優しさに触れた時、私は言うようにしています。「○○してくれて、ありがとう」、と。
授業の始まりに、突然私が問いかけることにもすっかり慣れた子どもたち(笑)。「こんなの簡単」と言わんばかりに、「何個あるうちのいくつ分を表すやつだよ」と元気に答えてくれました。
私「この円に3/4と2/4を描いてみよう。描いてくれる人!?」
全員「はぁ~い!!!」
Aくん「…なんだ、全員か。1人できないじゃん。じゃぁ、俺パスしとくわ。」
Bさん「Aくん、いいの?本当に私、描いちゃうよ?」
Aくん「いいよ、別に。俺、ここから2人が描き終わるの見てるよ。」
私「Aくん、みんなに譲ってくれて、ありがとうね。」
普段は俺が俺が、と真っ先に描きたがるAくんですが、この日は少し違いました。
私「描き終わったみたいだね。それじゃぁ、この3/4と2/4。足したらどうなると思う?」
Bさん「5/8になると思う!」
Cさん「私も~♪」
Aくん「え、そうかな?俺は違うと思う。5/4になるんじゃないの?」
Bさん「え、なんで?」
Aくん「だってさ、5/8だったら、8等分しなきゃいけないじゃん?でも、これどっちも4等分だし、1/4+1/4=2/4になるじゃん?同じように、3/4に1/4足したら、4/4になるら?そしたら4/4と1/4になって、足したら5/4になるじゃん!!」
Cさん「こういうことか!」
この後、帯分数の書き方についての話し合いに発展していきました。上記の絵から、3人とも、すぐに1と1/4と書き表すことができることに気付くことができました。また、授業の中で、先にAくんがしたような、譲り合う光景が何度も見られました。とても嬉しいことですね。些細な場面ではありましたが、私はその度に「○○してくれて、ありがとう」と子どもたちに伝えました。
大人の目からしたら、当然と思えるようなことや、些細なことだと思える場面かもしれません。しかし、子どもにとっては人知れず大きな我慢をしていたり、物凄い勇気を振り絞っていることだってあるのです。だから、そういった子どもたちの優しさに触れた時、私は言うようにしています。「○○してくれて、ありがとう」、と。
(岩瀬)