春休みも明け、子どもたちは新学期を迎えました。新しい単元との出会いに、期待と不安を抱くこの季節。春期講座では、予習はもちろんですが、苦手なものにも触れてもらう復習授業を実施しました。
虹の風 学修館の国語の授業では、物語文や説明文の内容を深く掘り下げ、考えることに力を入れています。そのため、漢字にタッチする機会がほとんどないのが現状です。しかしながら、授業や保護者の方との面談の中でよく耳にするのが「私(ぼく)漢字が嫌いなんだよね」「ウチの子、漢字が苦手で・・・」といった声の数々。
そこで、復習の時間の中にあえて「漢字ゲーム」を取り入れることにしました。目的はただ1つ。『子どもたちに楽しみながら漢字に触れてもらう場を作るため』です。
ゲームのルールは極めてカンタン。2つの漢字を上手く組み合わせて、1つの漢字を作る、というもの。もちろん、2つの漢字じゃなくても、1つの辺やつくりと、もう1つの漢字を組み合わせてもOK! とにかく、知っている漢字作りをするのです。
最初は「やってくれるかな」「嫌がったりしないかな」と心配していましたが・・・。
この通り! どのクラスも、かなりの盛り上がりを見せてくれました♪
Aさん「“田”と“丁”を組み合わせたら、“町”だよ」
Bくん「“言”と“舌”を合わせたら、“話す”になるよ!!」
Cくん「先生、“舌”ってまだ習ってないけど、どうやって読むの?」
私「じゃぁ、ちょっとべ~ってしてみて。(舌を出してもらい、それを指差しながら)これは何て言うの?」
Bくん「舌べろ~」
私「べろを取ったら?」
Cくん「した~♪」
Aさん「 あ、そっか!!舌を使って言葉を言うから、“話す”って漢字になったんだね」
結局、新3年生は学んだ漢字をすべて、新4,5年生は20個以上の漢字を見つけ出してくれました。最後に、私は子どもたちに聞いてみました。
「本当に漢字が嫌いなの?」
すると、子どもたちはこう答えてくれました。
「漢字っていうか、書き順が苦手」
「書き取りがめんどくさいだけ」。
そう、漢字そのものが嫌いなわけじゃなかったのです。
なぜ苦手なの、どうして嫌いなの・・・そこを突き詰めていくと、必ず見えてくるものがあります。そこさえ、克服できれば「嫌い(苦手)」は「好き」になるのです。子どもたちの中には必ず、「好き」に変化させることができる種が眠っています。そう。子どもたちには、無限の可能性があるのです。私はそれを信じて、子どもたちに「学ぶことってこんなに楽しいことなんだね!」と言ってもらえるような授業をしていけたら、と思います。
虹の風 学修館の国語の授業では、物語文や説明文の内容を深く掘り下げ、考えることに力を入れています。そのため、漢字にタッチする機会がほとんどないのが現状です。しかしながら、授業や保護者の方との面談の中でよく耳にするのが「私(ぼく)漢字が嫌いなんだよね」「ウチの子、漢字が苦手で・・・」といった声の数々。
そこで、復習の時間の中にあえて「漢字ゲーム」を取り入れることにしました。目的はただ1つ。『子どもたちに楽しみながら漢字に触れてもらう場を作るため』です。
ゲームのルールは極めてカンタン。2つの漢字を上手く組み合わせて、1つの漢字を作る、というもの。もちろん、2つの漢字じゃなくても、1つの辺やつくりと、もう1つの漢字を組み合わせてもOK! とにかく、知っている漢字作りをするのです。
最初は「やってくれるかな」「嫌がったりしないかな」と心配していましたが・・・。
この通り! どのクラスも、かなりの盛り上がりを見せてくれました♪
Aさん「“田”と“丁”を組み合わせたら、“町”だよ」
Bくん「“言”と“舌”を合わせたら、“話す”になるよ!!」
Cくん「先生、“舌”ってまだ習ってないけど、どうやって読むの?」
私「じゃぁ、ちょっとべ~ってしてみて。(舌を出してもらい、それを指差しながら)これは何て言うの?」
Bくん「舌べろ~」
私「べろを取ったら?」
Cくん「した~♪」
Aさん「 あ、そっか!!舌を使って言葉を言うから、“話す”って漢字になったんだね」
(新小3Aクラスの一部始終)
結局、新3年生は学んだ漢字をすべて、新4,5年生は20個以上の漢字を見つけ出してくれました。最後に、私は子どもたちに聞いてみました。
「本当に漢字が嫌いなの?」
すると、子どもたちはこう答えてくれました。
「漢字っていうか、書き順が苦手」
「書き取りがめんどくさいだけ」。
そう、漢字そのものが嫌いなわけじゃなかったのです。
なぜ苦手なの、どうして嫌いなの・・・そこを突き詰めていくと、必ず見えてくるものがあります。そこさえ、克服できれば「嫌い(苦手)」は「好き」になるのです。子どもたちの中には必ず、「好き」に変化させることができる種が眠っています。そう。子どもたちには、無限の可能性があるのです。私はそれを信じて、子どもたちに「学ぶことってこんなに楽しいことなんだね!」と言ってもらえるような授業をしていけたら、と思います。
(岩瀬)